今日は終日、バスで近くにあるSt Alipius school(小学校)へ行きました。
授業やクラスの構造を伺いましたが、詳細はよくわかりません。しかし、ある教室に案内されたら、漁船の大漁旗が掲示されていてびっくりするわ、児童から進んで「こんにちは」と挨拶をされ、教室の壁には五十音のひらがな表が大きく掲示されていることなど、明らかに親日的でした。兵庫県出身の若い女性スタッフもいらっしゃいました。
ここで私たちは、「日本の挨拶」の授業のサポート役(お手本)とさせていただきながら、児童が日本語で質問したことを、英語で答えるシステム。つまり日本語と英語をわかりやすいレベルで質問・会話をしながら、自身の英語スキルの向上に努めました。
感心した点は「日本の挨拶」が「一期一会の挨拶である」ことをここで励行なされているのです。
ただ単に、「ハロー」とか「こんにちは」などの言葉を発するだけの挨拶ではなく、きちんとした「礼儀・作法・規律・道」などの「所作・躾けなどの、意味を加えた挨拶を教えている」ことです。だから「書道」なのでしょうか。
星城高校も「○○道」と名のつく作法道「剣道・柔道・弓道・書道」などによる教育効果を重視し、カリキュラムに加えています。St Alipius 小学校も同じ考えで教育が行われていることがわかって嬉しかったです。
だから「書道」なのでしょうね。
だったら前もって私も授業教案を練っておくべきでした。とはいえ、私たちの訪問は、こちら(St Alipius )にとって価値の高い訪問であったと思います。
環境というのは、児童に都合のよい高さの、机と椅子。その数。下敷き、筆、硯、文鎮などのセット数が不足です。筆は持参し15本をプレゼントできましたが、1クラスの生徒数は多くて22~23名でしたので、もう少しあるといいですね。数年かけて協力できると良いですね。
交流は、かるた取り大会や器楽合唱、折り紙など児童に飽きが来ないペースで次々と展開されました。
驚いたのは、タブレットの50インチ大のものが黒板代わりなのです。インターネットの呼び出しも、タブレットと同じようにハンドタッチで画面が変わります。拡大もスマホとやり方が同じです。タブレットなんて必要ないかも!
今日はずいぶん楽しく学ぶことができました。もちろん英語です。明日は、近くにある動植物園や金鉱博物館へ行き、説明文を読みながらバララットの古き歴史(金鉱の町からの経済発展の歴史)を学ぶ予定です。