大会が近づくにつれ厳しくなっていく稽古。熱の入った指導と意見の食い違いによる対立。黴雨の湿度上昇につられるように重くなる雰囲気。
7月に入ってからの演劇部は中々に過酷な環境で、しかしその中でも自分に出来ること、自分のやるべきことを模索しながら歯を食いしばって練習を続けてきました。
先輩や同級生に厳しいアドバイスを受けながら、ゆっくり、しかし着実に上達していく演者たち。そんな演者のため、自分たちの劇をより素晴らしいものにするために頭を悩ませながら励む音響と照明。そして劇全体をまとめるためバランスを調整していく演出。
そうして劇はだんだんと形になっていきます。
本日はその成果を確認すべく、部員一同本気でゲネプロに臨みました。
本番同様のタイムスケジュールと舞台装置・衣装・メイク・小道具に緊張する中、それぞれがそれぞれの役職に思いを抱えながら行われたゲネプロ。各自反省点は多く見つかったかと思いますが、それ以上に「通してやりきった」という実績を得たことが今日の大きな収穫です。この事実は本番の自信にきっと繋がります。
気がつけばもう黴雨も明け、よく晴れた空が広がっています。直すべきところは直しつつ、今日の感覚を忘れずに残り少ない練習も頑張っていきましょう!
2年 女子部員(舞監)