1学期終業式の今日午後、豊明市主催の「高校生防災サポーター研修」がおこなわれました。
新型コロナウイルスの蔓延により、この研修会はお休みしていましたが、今年は復活。バージョンアップされた充実した内容で行われました。会場やスタッフ数により、生徒は6名の9班編成で、参加数は57名に限定されておこなわれました。
研修は、その目的や豊明市の状況が説明されたのち、岡山県真備市の水害、また熊本県の熊本地震のボランティア活動の様子を動画にて学習。そしてボランティアの体験談が語られました。研修の本題としては、災害時のシュミレーションです。提示された課題をグループで相談しながら解決することでした。
日頃の習慣か、ついつい「正解」を求めがちでしたが、「正解はない」「現場で、とにかく速やかに対応する」ことを学びました。
研修で特に印象的だったことは、勝谷修身(かつたに おさみ)さん(83 阿野町)のボランティア体験談でした。勝谷さんの語録として、
・災害が生じても、コロナによりしばらく現場に入ることもできずにいた。困っている方々の手助けをと思ってもどうすることもできず、自分も苦しかった。
・やっと災害現場に入ることができるようになったが、高齢もあって自重すべきか葛藤があったが、困っている方々の気持ちを考えると、身体が動いていた。
・なにより自分から(主体的に)動くことが大切である。
・災害現場に行ってみないことには、何がどうなっているかわからない。自分に何ができるか、できないか。自分勝手に決めつけるのではなく、融通を働かせることだ。
・それには一人ではできないことを、チームでおこない、(協働して)やれることをやる。
・(災害現場に)行ってみるとわかる。行かないとわからない。被災者方の気持ちも遭ってみないとわからない。TVで観ているだけでは本当のことはわからない。
などでした。
最後には小浮豊明市長より研修の認証をいただくなど、有意義な研修となりました。
この様子は明日の中日新聞を御覧ください。