令和6年度 敬老の日記念品贈呈式

令和6年9月12日(木曜)16時より石田記念館ホールに於いて
川端父母の会会長、石田学園長、石田校長、眞田理事、坪井副校長、内藤事務長、樽本教頭、高教頭

本日の記念式典では100名ほどの御祖父母様を代表して永田壽啓様、永田良子様。三浦浩様、三浦彩子様並びに付き添い生徒三浦大和君の2家族が参列されました。

そして会場には御祖父母様代理の本校生徒が出席しました。

館内は厳粛な雰囲気のなか、あたたかな拍手に満ち溢れ御祖父母様をお迎えしました。

石田理事長から生徒の皆さんにむけて述べられました。

学校生活の日々の中で誓いの言葉である

「両親に対し、健康に恵まれ、勉強に精進できる喜びを感謝致します」を念唱し学校生活をスタートさせているが、君たちは心から感謝して過ごしているだろうか。そんな事を敬老の日を機に、考えてください。

本校の理念である「恩に報いるために、誠を尽くす」とは今生きて存在している自分は親や祖先のお陰で生命があり続いている。心からの感謝の言葉を口先だけではなく、実践してみてください」

続いて石田校長からは

「9月に入ってもまだ酷暑のため、充分に体調に気をつけて欲しい。」と昨今の孟夏による環境変化への配慮をされながら、話は続きます。

「自分の子供の頃は身近に叱ってくれる存在、年配の方が近くにいたけれど、今はそんな叱ってくれる存在は身近にいなくなってしまった。

そんななか、身近に同居している祖父母の存在がとても大切で、その存在はとても大きい。ご家庭の生活の中で、何故祖父母があの時に、あんな発言したのだろうと、振り返ってください。御祖父母様の歩まれた人生には色んな経験があり、そのなかには辛い経験もあったことでしょう。その経験から皆さんに貴重な言葉を述べています。

祖父母の色んな経験からのとても貴重な言葉であることに気付かされます。御祖父母様の言葉の真意に気づいた時、心に響くものとなるでしょう。」

続いて、父母の会会長の川端成高様からお言葉を頂きました。

「他の学校では、この様な行事、式典は無いので、何故この様な行事、式典をしているのだろうと思っていたけれど、本日理事長からのお話を伺って理解できました。祖父母の存在はとても身近に感じる。それは同居しているからこそ色んな助言を貰っていたことに、今日初めて気付かされました。

この様な機会だからこそ、祖父母に感謝の言葉を伝えて欲しいと思う。また、感謝を言える人になって欲しい」と出席生徒の皆さんに述べられました。

記念品贈呈が行われ付き添いの三浦大和君から御祖父母様に手渡され「普段言えないけれど、トレーニングしている器具を買ってくれたこと。辛い時に励ましてくれたこと。学校や部活などには送り迎えをしてくれて、いつもありがとう」と、はにかんで感謝の言葉を伝えました。

御祖父母様からも「この様な記念式典を開いてくれたことへの感謝」の意が述べられました。

式典は心あたたまる雰囲気で閉会され、感謝の気持ちを込めてあたたかい拍手のなか、ご出席いただいた御祖父母様が退場しました。

初代石田鏃德校長先生の想いを受け継いで式典を終えることができました。

敬老の日に身を忘れ力尽くして老いし君

さきくいませと祝ひ寿ぐ(祈明日)