文部科学省指定
MINISTRY OF EDUCATION
地域協働プログラム
REGIONAL JOINT PROGRAM子ども日本語教室
豊明市立双峰小学校内にある二村会館では毎週木曜日15:20から16:20まで、子ども日本語教室が開かれています。これは豊明市国際交流協会が主催する支援活動で、市内の高齢市民がボランティアで外国人児童に日本語を教えたり、宿題を手伝ったりして学習支援をしています。双峰小学校の近くには豊明団地があり、そこには多くの外国人児童が住んでいます。子ども日本語教室に通う外国人児童の多くはブラジル人で、中国やペルー、モンゴル出身の児童など合わせて30人ほどの外国人児童が通っています。本校生徒が高齢市民ボランティアと協働で外国人児童の学習を支援する地域協働プログラムに取り組んでいます。
スギ薬局大金星体操
豊明市内にあるスギ薬局三崎店と沓掛店では、豊明市健康長寿課とスギ薬局のコラボレーション活動として、毎週土・日曜日の午前の部と午後の部で介護予防体操教室が開かれています。この介護予防体操は2018年に豊明市が独自に開発した大金星体操と呼ばれるもので、口の機能を鍛えたり、手や足腰の筋力アップをしたりして、転倒予防や認知症予防につながる体操になっています。各店舗の調剤受付スペースを使って、大金星体操のDVDをモニターで見ながら体操を行います。各店舗の午前・午後の部のそれぞれで5から10名程度の高齢市民が定期的に参加しています。本校の生徒が参加して、多世代交流によって高齢市民の健康福祉を推進する地域協働プログラムに取り組んでいます。
防災訓練ボランティア
豊明市の吉池区で行われる豊明市総合防災訓練に参加し、炊き出し支援や各種防災講習に参加しています。外国人市民にとっての防災、そして高齢市民にとっての防災について考える地域協働プログラムに取り組んでいます。今年度は三崎区での防災訓練にも参加しました。本校の生徒地区は、みなさんが各種防災体験プログラムに参加するためのボランティア・スタッフとして協力しました。手の空いている時間帯には、生徒たちも防災体験プログラムに参加させていただきました。地域の商店や住民による露店も多数出ており、防災訓練とお祭りがミックスされた興味深い地域活動に参加することができました。
秋祭りボランティア
11月の第1日曜日に行われる豊明市秋祭りにボランティアスタッフとして参加しました。メインステージの司会進行係や案内スタッフとして活動するとともに、星城高校ブースで出店もしました。星城高校ブースではドーナツとドリンクの物品販売を行い、多くの市民のみなさんと交流することできました。外国人市民のみなさんや高齢市民のみなさん、子どもたちも多く買いに来てくれました。笑顔あふれる楽しい秋祭りとなりました。豊明市の市民協働課と秋祭り実行委員会のみなさんと取り組む地域協働プログラムとして、今後はより積極的にかかわりを持っていきたいと考えています。
SGL活動の様子
SGL ACTIVITIES【1年生1学期の学び①】
SGL活動開講式
4月20日(土)にSGL活動の開講式が行われました。石田正城学園長と四方元校長、そして小浮正典豊明市長より激励の言葉をいただきました。また豊明市長よりSGL活動に取り組む生徒を「豊明市地域協働サポーター」に認定していただきました。
多文化共生アプローチ
多文化共生学とロジカル・フレームワーク(多文化共生学基礎)では、外国人との共生について考え、多様性尊重の大切さなどの理解を深めます。企業の方やNPO法人の方をお招きしての講演会やその内容をもとにした探究班でのグループワークに取り組みます。
【1年生1学期の学び②】
健康福祉アプローチ
健康福祉学では高齢市民の健康福祉について考え、多世代交流の大切さなどの理解を深めます。豊明市役所の方や企業の方をお招きしての講演会やその内容をもとにして、高齢市民の健康福祉について、探究班でのグループワークに取り組みます。
コミュニケーション力アプローチ
コミュニケーション能力をのばすために、ロジカル・シンキングでは競技ディデートを実践します。物事を論理的に考え、相手に伝える手法を学びます。提示されたテーマをもとに、探究班内で賛成チームと反対チームに分かれて取り組みます。
【1年生2学期:花溢れる街づくりプロジェクト】健康福祉アプローチ
新たな地域協働活動として、生徒は「花溢れる街づくりプロジェクト」に外国人市民・高齢市民との協働で取り組みます。豊明市内5カ所に新たな花壇をつくり、そこに一緒に花を植えて、その維持管理することで花溢れる街に生活する多くの市民が明るく笑顔になる地域協働活動です。今年度は仰星コースと特進コースの合計28の探究班が、豊明団地7班・三崎水辺公園6班・前後駅前スクエア7班・大蔵池公園7班・はざま公園1班に分かれ活動しました。一緒に花を植えることで参加者がみんな笑顔になり、自分たちが生活する場所が花溢れる明るい地域なりました。
【1年生3学期:ポスターセッション】
仰星コースと特進コース合わせて28班がそれぞれに外国人市民との共生や高齢市民の健康福祉について探究し、調べたデータを基に独自のアイディアを考え、新たな地域協働活動の提言としてまとめ上げました。
ポスターセッションの実施方法は、第1発表グループが仰星コース1,2組の10班、第2発表グループが特進1組&2組前半の9班、第3発表グループが2組の後半と3組の9班の3グループに分け、第1発表グループ→第2発表グループ→第3発表グループの順番で実施した。各探究班の発表時間は6分間で、その後3分間の質疑応答を加えて約10分間の発表しました。
生徒は自分たちの発表以外の時間帯には他の探究班の発表を手分けして聴き、グループ内でどの発表が最も良かったかを評価する生徒間投票を取り入れました。審査員により選出される優秀班ではなく、生徒による生徒間投票での優秀班を選出します。
SGLマレーシア海外研修
SGL MALAYSIA TRAINING
グローバルな視点での学びをより深く追及するためのプログラムとして、12月にマレーシア海外研修を実施します。多文化共生アプローチでは、多民族・多宗教・多言語が共生・共存する多文化共生社会を体験し、取り組みや課題の発見から多文化共生推進の重要性を理解するフィールドワークを実施します。
健康福祉アプローチでは、マレーシア移住日本人高齢者と交流することで健康福祉や高齢社会に関する取り組みや課題を発見し、日本の地域社会に必要なことを考えるフィールドワークを実施します。
コミュニケーション力アプローチでは、現地大学生と英語で交流するクアラルンプール市内B&Sプログラムを実施します。