4日(土)・5日(日)の二日間、「地学合宿」が愛知県山間部の東栄町などで行われました。
地学合宿の企画は今回が初の試みです。
4日(土)8時、学校に集合。参加メンバーは校内で募集した希望者17名。一行はバスで一路、鳳来寺山自然科学博物館へ、鳳来寺周辺の生き物の生態や地層などをガイドしていただきました。「中央構造線」の断層を目の当たりにできるなど興味深いものばかりです。次に向かったのは今回の合宿のメインとした東栄町の「スターフォレスト御園」です。ここで本来は天体観測を予定していましたが雲が厚く断念。残念。無念。結局、望遠鏡の使い方の説明を受けただけで、あとはプラネタリウムでのシュミレーションに終わりました。天候ばかりはどうしようもありません。
今日5日は岐阜県の瑞浪市へ大移動。ここでは瑞浪市化石博物館で学習し、ついで近くの化石発掘?の実地体験会場へ向かいました。
瑞浪市を流れる1級河川の「土岐川」の河川敷に無料で化石を採取できる露天掘りの学習場所があるのです。土岐川は下流部で「庄内川」と名称が変わって名古屋港(金城ふ頭)に流れている川です。瑞浪市から土岐市にかけて広く砂岩の岩盤でできているのですね。今は山ですが昔は海底だったことがわかります。ここは浅い海底でしたから、採集できる化石は貝類が中心ですね。二枚貝、巻貝、マテ貝みたいな長く四角い形の貝など。またサンゴの化石や魚の化石、サメの歯の化石などがよく出るそうです。足元に転がっている砂岩の岩を、タガネとトンカチで割ってみると中から化石が出で来るので誰でも簡単に採取できました。
来年はまた違った場所へ~福井県恐竜博物館とか~と企画しようと考えています。