星城高校は平成27年度、文部科学省より「スーパーグローバルハイスクール アソシエイト校」の指定を受けました。今日はその活動を少しご紹介したいと思います。
豊明市にあるNPO法人プラス・エデュケート 代表森顕子先生をお招きして、「豊明市の多文化共生社会の実現を目指して」と題して講演をいただきました。
「これからはグローバル社会の時代です」と言われていますが、実は我々の学校所在地である豊明市は、きわめて外国人労働者の数が多い地域で、すでに多文化共生がスタートしていること、そしてその中で学習支援を必要としている多くの子供たちがいること、そしてそういった支援がなかなかされていない現実を知り、生徒たちはとても驚いていました。
また森先生より生徒たちに対して2つの問いかけがありました。
①地域の人と外国籍住民との交流の機会を増やすには?
②外国籍住民(大人)に日本語を学ぶ気持やコミュニケーションを取りたいと思わせるに は?
まず①の問に対して、生徒たちはスポーツでの交流や地域の祭りへの参加、日本の伝統的文化を知ってもらう場を設ける、お互いの国の郷土料理を教え合うなどの提案をしていました。
次に②の問に対して、生徒たちは映画・アニメ・漫画を通して、また絵本の読み合わせやクイズ形式、また子供が通っている学校での交流の場の設定などの提案をしていました。
今回の講座を通して、多文化共生社会の中で高校生の自分たちにもできる何かがあるのでは、そんなことを考える大きなきっかけになったと思います。
実際にこの夏休みを利用して、NPO法人プラス・エデュケートが行っている「日本語サマースクール」のボランティア体験をさせていただいている生徒が何人かいます。
勉強をしたいという意欲を持つ外国人の子供たちと接することで、多くのことを学んでくれるのではないかと期待しています。