こんにちは、渡辺 玄です。
ブラジルに来て、8ヶ月が経ちました。
最近では、日常会話も支障なく、ほとんどの会話に受け答えできるようになりました。僕のいるピラシカバでは、先月、先々月と同様に相変わらず晴れたり強い雨が降ったりを繰り返しています。
2月22日、10月から続いていたサマータイムが終了しました。サマータイムが始まった時は、通常の時間より1時間早く生活リズムを調節しなくてはならないので合わせるのにとても苦労しました。が、また、サマータイムの時刻に慣れたあとで普通の時刻に合わせるという感覚に慣れませんでした。日本にはサマータイムが存在しないので、このような感覚になったのだと思います。今ではもう時刻調整が整い、普通の時刻に慣れて行動できています。
2月23日、ロータリークラブ創立111年を記念した催しに参加しました。
この日は、いつもの例会会場ではなく、特別な例会会場にて例会が行われました。Vira Rezende以外に複数のロータリークラブと地区ガバナー、そして僕たち留学生が参加して例会が行われました。
この催しでは、地区ガバナーとそれぞれのクラブの会長さんがそれぞれ111周年に対する祝辞と今後の活動目標を語っていました。ロータリークラブ創立111年という一つの節目の例会に参加できて、とても嬉しかったです!
3月12日、ブラジルのYEPの活動の一環である、“Festa das Nações”という活動に参加しました。
この活動は、留学生がそれぞれの国のブースでそれぞれの国の話をするというものでした。日本の他、台湾、インドネシア、タイ、アメリカ、フランス、ドイツ、デンマークなどのブースがありました。他のブースは2、3人程の同じ国の留学生がいたのですが、日本ブースは僕一人で、少し国の説明に手こずりました。
日本に行きたいと思っている留学希望の子と会ったり、日系の方とお会いしたり、派遣候補生の子(ブラジルでは交換学生と候補生が接触する機会はないので、この日初めて会いました)と会ったり、とても楽しかったです!
この活動では、それぞれの国のお菓子か食べ物を持って行く必要があり、僕はポルトガル語由来ということで金平糖を持っていったら、かなり好評で驚きました。ちなみに、金平糖の名前の由来になった“confeito(コンフェイト)”という単語には、「カーニバルの色鮮やかな紙吹雪」という意味があります。
3月13日、ホストチェンジしました。
新しいホストファミリーは、Mochizukiさんという日系の家庭で、とても親切です。今までの家庭では、家にそのまま靴で上がるのが普通でしたが、「家に上がるときは靴を脱がなければならない」とか、壁に額縁に入れられて筆で書かれたちょっとした書が飾ってあったりと、生活が日本的になりました。
ホストチェンジの翌日はホストマザーの誕生日で、今までの家庭では誰かの誕生日では夜中遅くまで盛大なパーティを行っていましたが、こちらでは、家族で誕生日の歌を歌ってその後にケーキを食べるだけという、とても日本に近い印象を受けました。
一般のブラジルの家庭と日系の方の生活の違いを、少しわかったような気がします。
これから帰国までの4か月お世話になるので、この4か月の間にもっとたくさんの経験をしていきたいです!
3月17日、僕がずっと温めてきた企画が実現しました。
企画名は、AMIGOともだちプロジェクト(ブラジルではProjeto do AMIGO-TOMODACHI Japonês Amigo)です。昨年2015年が日ブラジル外交関係樹立120周年ということで、僕自身が企画したものです。
実は、この日実施された企画は第二弾で、第一弾は、“日本とブラジルの学校間で絵手紙交換をして各学校内で掲示をする”という企画でした。
これは、企画の第一弾の様子です。この企画は、日本では名古屋大須ロータリークラブ、名古屋インターアクトクラブ、椙山女学園大学附属 椙山小学校、高蔵幼児園、名古屋石田学園 星城中学校、ブラジルではRotary Club de Piracicaba Vira Rezende, Interact Club de Luiz de Queiroz, COC Piracicaba様にご協力いただきました。
また、この企画は在名古屋ブラジル総領事館様から正式に承認、後援を頂いています。
この第一弾は3月14日をもって、両国共に無事に終了しました。そして、僕が3月17日からが第二弾の開始でした。“せっかく日本から送られてきた絵手紙を、学校間だけで終わらせるのはもったいない”という理由から、Rotary Club de Piracicaba Vira RezendeにPiracicaba市内にあるショッピングセンター、Shopping Piracicabaにて絵手紙の展示会をしたいと再度企画立案申請し、見事その企画が承認されたものです。
僕は今、8月に始めた当初の企画段階では、まさかここまで大きな企画になるとは思いもしていなかったので、今のこの現状に、驚きと同時にとても喜びを感じています。この企画は僕一人の力で実現できたのではなく、たくさんの方の協力があってこそ実現できました。改めて企画に協力してくださった方々に感謝申し上げます。