昨日から始まりました地学合宿の二日目(最終日)を晴天で迎えることができました。
昨日の曇天は徐々に好天に好転し(ここで笑うところ)、生徒のみなさんは深夜まで天体観測ができたようでよかったです。特に昨夜は流れ星(流星群)天体ショーが存分に観察できて満足気でした。
さて今日は岐阜県の瑞浪市へ移動して化石採集の体験研修です。
場所は、土岐川の河川敷にある土岐川化石採集会場です。庄内川の上流にあたります。瑞浪市化石博物館で許可申請し、歩いて約800m先の採取個所へ。手にはハンマーとタガネと防塵メガネの化石採集3点セットを手にして開始!
この瑞浪市から土岐市にかけては砂岩地層が露出しており、簡単に化石の採取ができます。昔々は海底というか、陸地に近い遠浅の海であったことがわかります。それは木の葉の化石が混じりながら、小さい貝の化石が多いところからわかるのですね。実は私もちょうど中学生の頃でした。きっかけは小学校の理科の先生が連れてきてくれたのでした。その頃は中央自動車道の工事が行われており、すごい化石を簡単に採取して夏休みの研究課題にしていたことを思い出しました。「すごい」といっても、サメの歯の化石とかサンゴとか、貝の身が結晶化したものとかです。だいたい瑞浪市化石博物館に展示してある化石を採取していたものです。
今日生徒のみなさんが採取できたのは、アサリやハマグリのような二枚貝。それから今でいうマテ貝のような筒状二枚貝の類、そして巻貝などの貝類です。また見逃してしまってなかなか発見できない大きな魚のウロコの化石も見つけることができて大変有意義な研修になりました。
最後はマテ貝の完全型の化石を発見して、1時間余りかけて綺麗に取り出すことに成功することができました。