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平成29年度 天皇杯全日本レスリング選手権大会

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 3年生の五十嵐彩季さんが、天皇杯全日本レスリング選手権大会55㎏級で準優勝の快挙です。

 今年夏に行われたインターハイ(高等学校総合体育大会)優勝で、この全日本大会への出場権を得ての初出場。昨日の準決勝で全日本学生選手権優勝の実績のある選手を6-2で破り今日は、決勝戦が行われました。

 昨日準決勝を終えた五十嵐選手は、決勝に進出する旨を電話で伝えてきました。
「先生勝っちゃったよ。あした決勝だよ~。」「え~なに~?ホント~?」
 (こんな会話から、急遽今日の終業式終了後上京することになったのです。そして自宅に帰宅後こうして今日の報告ができる幸せを実感しています。有頂天です)

 さて、決勝の相手も尋常ではありません。なんと言っても、後ろの席には、吉田沙保里選手が応援し、その隣にはリオ・オリンピックで金メダルに輝いた土性沙羅選手がいらっしゃいます。そうです、みなさん日本のトップ選手の勢揃いの土俵の中に、我が高校の我がクラスのアイドル?「サキ」がいるなんて…サインもらわなくては…信じられませんよ。

 決勝の相手は昨年の世界選手権優勝の向田選手なのです。S方先生が職員室で…そんなの勝てるわけないよね。あっハハハ!とそれが…

 試合は前半緊張していたのか動きが硬く、あっという間に4点ビハインド。これでぐだぐだになってしまうか?と思ったのですが、ところがこの後ぐっとこらえて0-4のまま後半戦へ。勝負に出た五十嵐は時間間際で相手のバックを巧く捕らえ2-4。このままローリングで逆転か~!と期待されたところで時間が来てしまった。

 よくこらえ、攻めることもできて、インターハイの時や国体の時よりもレベルアップは明白。本人も勝つ気で真っ向勝負し、相当悔しそうでした。手応えもあったのでしょう。自信になるといいですね。

 会場では、卒業生にも会うことができました。専修大学へ進学した松雪泰成くんが明日行われる準決勝に進出しました。日本体育大学に進学した瀬野春貴くんはベスト8でした。菊池寛汰くんはスタッフとして来ていました。みんな立派ですね。