今日は私の教え子の一人が来校してくれましたので紹介します。
卒業して15年も経つので、風貌もかなり様変わりしており驚きましたが、それが時の経つことの現象でもありましょうか。我々は3年周期の器の中で、入っては卒業していく繰り返しのサイクルの最中に立ち止まっているような錯覚に陥ります。
来校してくれたのは、写真右側の岩月真也(33)くんです。左側が私で、なんでこんなに似ているの?親子じゃないの?と教員からいじられて……気にしないで下さい。
体重53㎏で卒業しせた岩月君は、現在93㎏に成長。クラスメイトに、岡崎市出身の元F1レーサーの中嶋一貴くんがいますが、同級生たちが彼の写真を見ても分からないかと案じる次第ですね。
東京外国語大学に進学しフランス語を専攻。大学では発音に着目。どんな国の語であっても発音できることを目指したのだそうです。エチオピアのアムハラ語の母音の音響的特徴を分析し、音韻的解釈の研究に没頭。卒業後は名古屋大学博士課程で文部科学省の助成を受けながら、エチオピアのアディスアベバ、メケレ、ジンマでフィールドワークを行い、文法記述や辞書編纂などを行っているのだそうです。
ついこの間卒業したメンバーが来校してきてくれる楽しさとは、また違った成長の具体的軌跡を感じることができました。