昨年秋に1年生の学年で実施し応募した、第2回「たった一言で」コンテストに入賞することが出来ました。入賞に輝いたのは現在2年8組の安藤吏咲さんです。安藤さんはこのコンテストで「スマイル賞」に輝きました。
今日は安藤吏咲さんの取材のために、主宰で編集長、志賀内泰弘氏と中日新聞社が来校されました。安藤さんはこの取材で、この文章を著した目的が、友達に感謝の気持ちを伝えたかったことと、自分で命を断ってしまう人にもメッセージとして伝え一助になればと思って著したと、答えていました。
この取材記事は、近日中に中日新聞に掲載されますのでご覧ください。
次に賞に輝いた安藤さんの文章を掲載いたします。
スマイル賞「あいつはいなくなってなんかいない。お前の中で永遠に生き続けとるやろ」
安藤 吏咲
http://hitokotode.com/record/2nd/smile.html
昨年、すごく仲のいい、大切な友達ががんで亡くなってしまった。
私は、立っていることもできないくらい辛くて辛くて、泣きわめいていた。死を受け止めたかったし、認めたくもなかった。自分のそばからいなくなるなんて、想像もできない。もうすべてが否定的になって、自分がどうするとか、自分は何で今生きているのかとか全く分かんなくなった。こんな辛い思いするなら、自分が死にたいとも思った。
通夜が終わる最後まで、座りこんで泣いていた私に、ともだちが近づいてきて、こう言った。
「あいつはいなくなってなんかいない。お前の中で永遠に生き続けとるやろ」
この一言で、かなりすくわれた。自分の中にいるんだなって。このおかげで、式の最後なきながら、笑って「ありがとう」って言えた。笑ったことで、大切な友達もよろこんだんじゃないかって思えた。