【令和3年度 SGL活動報告】パラオと沖縄の貧困、移民、犯罪とSDGs

 本日の地域協創学Ⅰ・Ⅱでは、早川 理恵子先生(博士)より、パラオと沖縄の貧困、移民、犯罪とSDGsについてのオンライン講義をいただきました。

 最初に、パラオ共和国について、その場所やパラオ語には日本語が多く含まれている所以、日本にもパラオにも存在する借用語などのお話をいただきました。

 次に、第一次世界大戦前後の日英同盟・国際連盟(現在の国際連合)・委任統治領、移民統治の状況、沖縄から多くの日本人が移民していったその経緯などを詳しく教わりました。そして、パラオの言葉や借用語をクイズ形式で学ぶこともできました。

 途中、特別ゲストの英国王立国際問題研究所研究員のクレオ・パスカル女史とアメリカのマイアミより中継を結び、太平洋の島々の貧困・移民・犯罪などについてお伺いすることができました。

 さらに、「パラオと八重山のSDGs」~ 持続可能な Sustainable 開発 Development 目標 Goals ~について、大変参考になるお話をいただきました。特に、「持続可能とは誰にとって持続可能なのか?、開発とは?、目標は誰が決めて誰が確認するのか?」という問いかけに言葉を失う場面もあり、西表島のヤマネコ、石垣島空港問題、魚がいなくなったパラオの海洋保護区について、大変勉強になるお話もいただきました。