研修旅行(仰星・特進)4日目

最終日は、海上保安庁の河野様より講話をしていただきました。

領海や排他的経済水域の説明から、尖閣諸島の位置や尖閣を取り巻く課題などをお話いただきました。

生徒が司会を行い、お礼の言葉を述べました。

また、質疑応答の時間では、「海上保安庁と海上自衛隊との違いは何か」という質問で白熱している様子でした。

その後、ユーグレナモールへ移動をし、石垣島最後の昼食とショッピングを行いました。あいにくの雨でしたが、メインストリートはアーケードのため楽しくショッピングをしていました。

「家族に買って帰ります」「友達に買います」と自分のためだけではなく、周囲の人に思い出を共有しようとする優しさが垣間見えました。「帰りたくないなー」と言っている人も多くいました。

今回の研修旅行では、愛知県では見ることのできない、体験することのできないことばかりの内容でした。終始「楽しかった」という生徒の表情や感想を見たり聞いたりしましたが、学びとしてはそこで終わって欲しくありません。

石垣島出身のアーティスト、BEGINさんは「島人(しまんちゅ)ぬ宝」という歌でこのように表現しています。(一部抜粋)

   教科書に書いてある事だけじゃわからない
   大切な物がきっとここにあるはずさ
   それが島人ぬ宝

   汚れてくサンゴも 減って行く魚も
   どうしたらいいのかわからない

   テレビでは映せないラジオでも流せない
   大切な物がきっとここにあるはずさ
   それが島人ぬ宝

愛知県で暮らしている私たちにとって、無関係のように感じますが、果たしてそうなのでしょうか。他の動植物への影響を考えず、自分たちの便利さを求めて行動し、わがままに暮らしているのではないでしょうか。

今回の研修旅行では、八重山諸島でしたが、範囲を広げ世界規模で考えた際、戦争や貧困、地球温暖化による自然破壊など、もっともっと考えることがたくさんありそうですね。

今後の学校生活だけではなく、大学生、社会人になったときに、この研修旅行で感じたことを思い出し、自分の行動が多くの人やモノに影響を与えていることを感じて行動してほしいです。

今後の活躍に期待しています。