SGH/文部科学省指定 地域協働推進校

 本日は、豊明市 長寿課の藤弘様、石坂様をお迎えし、豊明市の地域課題を考える~高齢者の健康寿命を考える~と題したご講演を伺うことができました。

 ここ豊明市の人口、そして高齢者の割合、認知症発症者、2025年問題、介護保険、生活上の問題など、地域の課題は山積みです。大切なことは「介護予防」、つまり要介護の状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、そして要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと。

 そのための「予防」ってどうしたらよいのでしょう?

 9つの事例と共に、その答えを探っていくことができました。もちろんそれが全て最終回答ではありません。全てがさらなる『最適解』を求められる問題です。

 後半は教室に戻り、今日の講義をもとに、もう一度、班でしっかりと「高齢者の健康寿命」について考え、話し合い、班としての意見としてまとめることができました。

 地域課題解決に向けた啓発物の作成に向けて、一歩進んだ授業となりました。

 2年生のSGL活動は、いよいよ地域課題を見つける山場をむかえます。4月からさまざまなインプットを行ってきました。それぞれの班はどのような課題を見つけるのでしょうか? 楽しみです!

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今週のベトナム語講座はベトナムの民族衣装と自己紹介のフレーズについて学びました。

どこかで見たことはあるこの衣装。「アオザイ」と言って、ベトナムでは特別な時に着る伝統的な民族衣装だそうです。イベントごとや結婚式はたまた「制服」としてアオザイで登校する決まりのある高校もあるのだそう。

先生方が実際に持っているアオザイを着て登場し興味津々の生徒たち。ベトナムの民族衣装はどういったものなのか説明を受け、日本の「着物」との違いや類似点を比較することで国ごとの民族衣装の大切さを認識しました。

後半のベトナム語講座では初めてのミニテストを受けました。まずは先週学んだ数字の読みを書きなさい、という問題です。

初めて学ぶ言語、苦戦することを予想しましたが、多くの生徒がすらすらと解いていて、中にはベトナム語で書く生徒なんかも…

さて、ミニテストの後はついに会話の練習が始まりました。今回のテーマは「自己紹介」です。名前と年齢、出身地、挨拶の言い回しを教わり、ペアで練習しました。ベトナム語では「私」という表現が年上、年下、立場の違いなどで変わる、との事で、年齢を伝えることは大切だということを知り、ここでも文化の学びを深めることができました。

1つ1つの発音に苦戦しつつも先生方のサポートでしっかりと自己紹介をマスターし、授業の後も来週の授業に向けて練習を続ける生徒も居ました。

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6月8・9日は 仰星・特進2年生 SGL第2外国語 第2回目のベトナム語講座でした。

挨拶から「シン チャオ(こんにちは。)」とベトナム語で元気にスタートです。

まずは前回の復習ということで、こんにちは。ありがとう。さようなら。をベトナム語でおさらいです。

中にはしっかりとベトナム語で書き出す生徒も居て、出だしから好調のようす!

今日のベトナム語ではアルファベットと数字の読み方を習いました。

アルファベットではベトナム語と英語のものを並べて違いを見比べてみることで発語の違いを認識。そして実際に発音の練習です。なんと、ベトナム語には12の母音があり、「あ」の発音は6つ、「う」「え」の音は2つの異なる音で表す、と聞き、驚きの声があがりました。先生の真似をして発音する場面では先生の発音の違いが分からず苦戦する生徒がちらほら…ですが何度も繰り返すうちに上手に発音できるようになっていました。先生方にgoodサインをもらい一安心です。おかげで、その後の数字の練習ではみんな発音記号の違いを意識した発音ができていました。

授業の後半ではベトナムの“スポーツ”について学びました。

ベトナムはサッカーを通じて誰とでも交友関係を築くことができる!と言われるほど国民はサッカーが大好きとのこと。中国由来のドラゴンボートレース、牛レースや“ダーカウ”など、歴史的背景や実際の様子を動画で見たりして、文化の理解を深めました。

せっかくのスポーツの話で座学はもったいない!

とのことで、先生方の指導の下、生徒たちは“ダーカウ”に挑戦しました。

ベトナムでは体育の授業の一環になっているほど国民的に人気の“ダーカウ”は、羽根(バトミントンのシャトルを大きくし、重りをつけたようなもの)を足で蹴り続けるスポーツです。男女問わず、1人でも、何人とでも遊べるので、ベトナムの町では至る所でダーカウが行われているとのこと。

実際にやってみると、思ったところに飛んでいかず、蹴り続けるのに苦戦する生徒も居れば、意外な才能を発揮して何回もできる生徒も。「なにこれ!」「難しい!」なんて言いながらもみんな夢中になってプレーしていました。

一緒に運動をしたことで、先生方との距離も近くなり、みんな楽しみながら異文化理解を深めていきました。

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6/4(土)の地域協創学Ⅲは、5/7の仰星コース対象の回に引き続き、名古屋大学の学生団体である、すとーりーうぃず に来校していただき、特進コースの生徒対象に実施されました。

まずは大学生の自己紹介。すとーりーうぃずの学生は、県外出身の方が多く、自己紹介兼出身地の紹介として地元になじんだクイズを出題してくれました。岐阜駅には金の織田信長像があるようで、隣県について豆知識を入れたところで、ほどよく高校生の緊張もほぐれたようでした。

さて、授業の本題へ入っていきます。高校生の自分の将来について改めて考えます。その理想像に近づくために求められることは何なのか。1つずつリストアップしていきます。現段階でリストアップしたものが、どの程度達成できているか考えます。30%…、50%…、70%…、ひとそれぞれ、項目ごとに%は異なっています。100%に近付けるために、何をしないといけないのか再びリストアップしていきます。残された1年でやらなければいけないこと、量、スケジューリングなど細かくイメージできたのではないでしょうか。

ここで、大学生の話に戻ります。今現在大学生が行っていることや将来に向けて考えていることをお話していただきました。目の前のことではなく、社会や世界といった規模の大きいことを考える方が多くて驚きました。視野の広さに驚愕です。名古屋大学に入る前はどのようなことを考えていたのかなども教えてくださいました。社会に対して抱いている純粋な好奇心や疑問を、身の回りのできごとから感じて、それを追求するために名古屋大学を選んだ、とのことでしたが、この角度で物事を捉え自分の進路選択の中心に持ってくるというのは驚きでした。就きたい職業ややりたい職の内容から、大学や学部選びをするのが一般的だと思いますが、その点、講師の大学生との大きな感覚のズレについて知ることができました。

これまで、進むべき進路について明確に自覚している生徒とそうではない生徒の両方が特進コースにはいました。今回のこの名大生による授業で、どちらの生徒にとってもより明確に自分の将来が捉えられるようになったのではないでしょうか。実際にこれからの自分の行動や選択に変化が出てきて、理想的な過ごし方ができるとよいですね。

すとーりーうぃずのみなさん、2日間、本当にありがとうございました。ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。

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 本日は、豊明市 市民生活部 市民協働課の松本 小牧様 および 竹田 哲規様をお迎えし、豊明市の地域課題を考える~地域課題を発見するコツを掴み、多文化共生の課題を考える~と題したご講演を伺うことが出来ました。

 「地域課題とは何か?」「高齢化が進んでいることは地域課題なのか?」「街の賑わいがないことは地域課題なのか?」。地域課題とは「誰かの、具体的な問題であるはず。誰が何に困っているのか?」。簡単そうで、実はとても難しくて深い『地域課題』を考え、理解すること。その本質を見誤ると、解決にはつながらない。

 そして、市民協働課としての取り組み、具合的な状況などを、ユニークな発想を交えながらお聞きすることもできました。

 後半は教室に戻り、今日の講義をもとに、もう一度、班でしっかりと「多文化共生の課題」について考え、話し合い、班としての意見としてまとめることができました。

 地域課題解決に向けた啓発物の作成に向けて、一歩進んだ授業となりました。

  

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6/1,2 仰星・特進2年生 SGL第2外国語にて全5回のベトナム語講座がはじまりました。

1年次のSGL活動の際に豊明市民との交流をもち、活動を通じて市内にも多くのベトナム人がいることを認識している生徒たち。今の講座ではそのベトナムの文化,歴史,言語を学ぶことで、今後のより深い交流に繋がることを期待して、今週よりゲスト講師を呼んでのレクチャーが始まりました。

授業をしてくださる講師は去年に引き続き、星城大学に所属するベトナム人のガー先生、留学生のチャンさん、フォンさん、トゥォンさんです。

ベトナムの国旗がわかる人!との問いかけをうけ、実際に数名の生徒が前にでて書いてみることに…

正解した生徒はご褒美にベトナムの焼き菓子をもらいました。「いいなぁ!」「なにそれー!」なんてほかの生徒に声をかけられながら嬉しそうにしていました。

レクチャーではベトナムの基礎知識、代表的な料理、ベトナム語でのあいさつなどを学び、知見を深めていきました。おいしそうな料理たちに目を引かれつつ、真剣に話を聞いた後はクイズで学んだことの再確認です。みんな満点とれたかな?

授業の終わりには生徒全員にお菓子とインスタントベトナムコーヒーが配られました。

最後はみんなで「カム オン!」(ベトナム語で「ありがとう」)とあいさつをし、さっそくお菓子を頬張り笑顔になる生徒たち。紹介してもらった名古屋のベトナムカフェに行きたいねぇなんて会話をしながら早くも次回の授業を楽しみにしていました。

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 本日の地域協創学Ⅱは、「ひたすら考える」がメインテーマ。しかし、楽しく実施することが出来ました。

 前回は、「アクションカードゲーム X クロス」を使って、ある課題について、与えられたリソースを使い解決策を考えることを行いました。
 本日は、オリジナル「アクションカードゲーム X クロス」を作成します。まずは、豊明市に存在するたくさんのリソースを考えることから始めました。重複するリソースをひとつにまとめカードを作っていきます。
 そのあとは、トレードオフカードの作成です。豊明市の地域課題を見つけ、『~を解決するために、~を実施したら、~になってしまった』というトレードカードを思いつくかぎり作成しました。

 後半は、作成したカードを使っての実践です。自ら考えた地域課題について、既存のあるいは前半で作成したリソースを駆使しながら、その解決策を考えていきます。各班で2名ずつに分かれ、自分の持っているリソースを使い解決策をぶつけ合いながら、勝ち負けを争いました。

 本日のメインテーマである「ひたすら考える」。それは、今後2年生が実践していく地域課題の「発見」と「解決」と「検証」の、足がかりとなる授業となりました。

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5/7(土)に今年度2回目のSGL活動(地域協創学Ⅲ)が実施されました。今回は仰星と特進分かれて各コースごとに実施内容の異なる回となりました。仰星コースは、学生団体すとーりーうぃずさんに特別講師として講義を行っていただきました。すとーりーうぃずは名古屋大学に在籍している学生からなる団体です。名古屋大学といえば、愛知県の中でも受験生からの人気がトップクラスの大学であり、本校の仰星と特進コースの生徒も強く志望している生徒が多い大学となります。彼らから発せられる言葉一つ一つに対して、体を前のめりにしながら耳を傾けている様子でした。

最初はアイスブレイクを行い、柔らかい雰囲気で講義は始まりました。本日の講義のテーマはキャリア教育。大学生の生い立ちやこれからの展望について話を伺って、高校生も自身のものの考え方や取り組み方、今後の将来設計に重ねていきました。

大学生の話に自分を重ね、また、同級生の話を聞きながら、ぼやけていた将来設計や進路希望が具体的になった生徒もいたと思います。また、すでに決まっている生徒にとっても、目の前に実際に自分の夢のステージに立っている大学生を迎え、今後の取り組みの姿勢に変化が現れる生徒もいるのではないでしょうか。終始、高校生が盛り上がる展開で、楽しみながら、また、自分の夢や理想に思いはせながら今後について向き合う時間を提供していただきました。すとーりーうぃずのみなさん、本当にありがとうございました。次回は6/4(土)に来校していただき、特進コースを担当していただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、特進コースでは、星城高校のSGL活動について客観的に説明する文章を作成しました。前回に引き続き、わかりやすく、かつ、話し言葉ではなくしっかりとした書き言葉で表現するのに苦労している様子ではありましたが、とてもよく書けている生徒が多いようでした。次の作文の回では、前回と今回の作成した文章をまとめ、推敲していきます。かぶっているところがないか、また、不自然なところや抜けている言葉はないかなどを確認し、深めていきます。

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 5月7日(土)、今年度2回目のSGL地域協創学Ⅱが実施されました。今回は古藪先生のご指導のもと、まずはMDGs(Millennium Development Goals: MDGs)とSDGs(Sustainable Development Goals)についておさらい。
 その後、チームビルディングとして複数のアイスブレイクを行い、和やかなムードになりました。

 後半は、前回それぞれの班で作成したカードクロスを用いて、イノベーションをおこすゲームを行いました。イノベーションを起こす第一歩として、『既存の知』と『既存の知』を組み合わせることで、『新しい知(アイデア)』が生まれることを、実践を通して学びました。

 そして、カードクロスを用いたアドバンス版として、ペアのアイデアを競いあい、あっという間に終了の時間となってしまいました。
 次回は豊明の地域課題について考え、そのリソースをどれだけ生み出すか!が勝負です。

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3年生のSGL活動が始動しました。3年生の活動の中心は、1,2年生で行ってきた探究活動を文章にまとめていくことです。作成した文章は、卒業文集として手元に残り、大学入試などで利用する生徒もこれからでてきます。今回は、文科省の「地域との協働による高等学校教育改革推進事業グローカル型」とは、どんな事業であるのかを伝えるられる文章を作成しました。高校生が読むには少し堅苦しく理解が難しい言葉が文科省のHPには並んでいましたが、解釈を間違えないよう友人と確認しながら自分の言葉でまとめていきました。誰が誰に向けて何をするのかなど、立場や求める内容がぶれることのないように記述するのに、授業や教科の勉強とは違う頭の回転をするため、難しさを感じる生徒が多いようでした。それでも、書きあがったものは、なかなかなものでしたよ。苦労してよく努力して書き上げたことが伝わってきました。